【レビュー&軽く攻略】State of decay 2
ゾンビあふれるアメリカの地方の街で、ゾンビの群れをかいくぐり廃墟を漁って食料や弾薬を確保しながら仲間を増やし、拠点を強化していくオープンワールドサバイバルゲーム。
ゲームとしての特色はストーリー要素が薄く（薄いクエストラインはあり）、キャラクターもランダム生成で、ゾンビアポカリプス生活シミュレータ的な遊び方ができる。しゃらくさいストーリーを追うより廃墟を漁って物資をため込むのが好きな人には確実に刺さるゲーム。
基地の強化の奥深さやアイテムクラフトに関してはあまり深みはない。一方で周回要素があり、クリアデータから育てたキャラに貴重なアイテムを満載して次の周回に3人まで持ち込むことができる。また、クリア特典として最初から金をたくさん持っているとか、常に基地に無料の電気と水が供給されるなどのボーナスを得ることもできるので、何度も周回して物資の少ない序盤を乗り越えるのを楽しむことができる。
問題は日本語がないところだが、クエストの進行などは親切なマップマーカーも出るしやることも難しくないのでゲーム進行にはぜんぜん問題はない。チュートリアルを理解せねばならない序盤が少し面倒なくらい。
一応攻略wikiは存在する。
↑一番情報が充実している
やってて気づいた攻略情報を書いておく。
なおキャンペーンモードがメインで、追加施設のアンロックのためにDaybreakを嫌々プレイした。 Heartlandは英語の会話を読むのが面倒なのでプレイしていない。
・キャラクター育成について
育てていくと4種の基本スキル（Cardio、Wits、Fighting、Shooting）を上位の専門スキルにアップグレードできるが、当たり外れがある。スタンダード難度で3周、ナイトメア難度で中盤までプレイしてみての思ったが、このゲームで死ぬ時はほぼジャガーノートに油断するかフェラルの奇襲を受けて逃げ切れないかなので、特にフェラル対策として有効なStealthとGunslingingが必須。なのでCardioではMarathonを取ってしゃがみ走りの移動距離を伸ばし、Fightingでは対雑魚用に相手を正面からフィニッシュムーブできるSwordplayかClose Combatを取るのが基本的なビルド。ただこの専門スキルは後からbookを使えば変更できるので、ミスったり望みのスキルが選択肢に出なくても取り返しはつく。
Cardioの専門化
１．Acrobatics…回避能力アップ。高難度でジャガーノートと殴り合うなら…
２．Backpacking…自分で操作しないフォロワーに持たせるには最適。
３．Marathon…お勧め。ダッシュのスタミナ減少がWitsのStealthと相性抜群。
４．Powerhouse…ヘビー武器を持っていると立っている敵を正面からフィニッシュできるが…どうしてもヘビー武器を持ちたいのでなければ不要。
Witsの専門化
１．Discipline…要らねえ
２．Resourcefulness…自分で操作しないフォロワーに持たせるには最適。
３．Scouting…割と便利だがStealthが強すぎて要らねえ
４．Stealth…ほぼ一択。高難度はほぼ常時しゃがみ移動を強いられるのでこれがないと話にならない。コンテナ探索高速化のリスクを減らし、鍵のかかったドアを静かに開けられるなど、オマケでついてくる効果もほぼ必須レベル。
Fightingの専門化
１．Close Combat…お勧め。Melee武器を持ってない時に相手を正面からフィニッシュできる。やや音がでかいのが難点だが、武器を持たなくていいので身軽。
２．Endurance…Close CombatとSwordplayには劣る。フォロワー向け。
３．Striking…要らねえ
４．Swordplay…ややお勧め。Blade武器を持っていると相手を正面からフィニッシュできる。普通に切っても強い。荷物が増える、武器が壊れると無力というリスクがある。
Shootingの専門化
１．Assault…要らねえ
２．Gunslinging…超おすすめ。オートエイム優秀過ぎ。
３．Sharpshooting…銃口が揺れにくくなって狙撃には便利。
４．Weapon Handling…要らねえ
・５番目のスキルは何を取らせるべきか？
レアスキルの中ではFood+2のFishingとMeds+2のLichenologyがあると精神的には楽になる。特に高難度だと食料消費量が増えるのでFishingはあると序盤を凌ぐのに便利。また、よく外出させる主力にはDrivingを持たせておくと燃料の節約にもなるし、騒音も抑えられて無駄な戦闘も避けられて良い。
レアでないスキルで言えば食料生産効率の高い施設であるHydroponics（水耕栽培）かGardenLv3を開放するのにAgriculture（Gardeningの上位）かUtilitiesは欲しい。水耕栽培は電気と水がないと機能しないのでクリア特典の無料の電気と水がなければAgriculture。またComputerもコマンドセンターをLV3にしてアウトポストを増やすのにも、極めて有用なドローン索敵の有効化に使えるので欲しい。
・クリア前にすべきこと
次の周回に入る前に、最終クエストを終了すると強制的にゲームが終わってしまうので、クエストを始める前に引継ぎをする三人のキャラを決めて持ち越したいアイテムを満載しておくことが必要。忘れがちだが、必ずMaterialを詰めたリュックサックも持たせておこう。
絶対持ち込むべきなのは「Network Signal Booster」。この施設Modはデメリットなしでアウトポストの上限を2つ増やすことができる。苦しい序盤には非常にありがたい特典。
「Bag of Fertilizer」も良い選択。こちらも庭や水耕栽培施設に取り付けることでデメリットなしで食糧生産+50%という有難い効果。
武器としては歩哨に持たせるのに有用な対物ライフルと50AP弾、それからサイレンサーのついた銃を使用する弾丸の種類ごとに最低一つは持ち越すようにすると良い。
・Staging Areaはつよい
Large slotに何を建てるべきかは悩ましい問題だが、実はStaging Areaが地味ながら強い。何が強いかと言うと、基地全体で維持費として必要なだけのMaterialと同量のMaterialを生み出し、実質的に維持費をゼロにするのだ。監視塔が二つある基地などではほかの施設と合わせて日当たりMaterial消費量が4~5になったりするが、これがチャラになるのは大きい。
・Daybreakはクソだるい
攻略情報でも何でもないが、「Daybreak」モードでアンロックされる施設が強い。武器の自動修理機能がついている「Red Talon Workshop」、基地のの脅威度をSmall slot1つで6も下げる「Red Talon Watchtower」など、既存施設の完全上位互換なのだが、肝心のDaybreakモードが全然面白くない。単調で、やたら難度が高く、プレイヤーのカスタマイズ機能がほとんどなく、弾薬の補充が面倒で、拾ったアイテムを前線の地面に手動でバラ撒いておくのが必須など、なんでこんな面倒なことをわざわざプレイヤーにやらせるんだ。
そのうえアンロック要素の開放順は固定で、肝心の施設の開放はかなり後のほう。しかも後半になるにつれてアンロックの条件が厳しくなり、施設関連はWave5まで生き残らないとアンロックされない。ソロだと4waveが限界で、強い味方ガチャで何度も何度もクソゲーやらされるのはかなりつらい。覚悟がないならやらない方がいい。たまにチートか何かで無制限に地雷を撒きまくるプレイヤーがおり、何もしないでもクリアできる場合があって、こういうプレイヤーとご一緒できた時は大変に嬉しい。オンラインでチーターに感謝する日が来るとは思わなかった。
・銃は何が強い？
ジャガーノート以外は最弱のハンドガンであってもヘッドショット一発で沈むので、威力は割とどうでもいい。弾の入手性とサイレンサーで静音化できるかどうかが一番重要。その観点で言えばクロスボウが非常に有用。弾がマテリアルから作り出せるため入手性が高い上に再利用も可能で、かつサイレンサーがなくても音が静か。集団に襲われたときにリロードが間に合わないのが弱点だが、そもそも集団に襲われてはいけない。
ハンドガンも軽くて弾が豊富なので有用である。Gunslingingのスキルさえあれば、ジャガーノート以外のゾンビはヘッドショット一発で仕留められるので、サイレンサーさえついていればなんでもいい。
アサルトライフル・サブマシンガンは連射で使うと弾の消費が多いので自分では使いづらい。フォロワーに持たせるのに向いている。単発で使うなら軽いハンドガンの方がメリットがある。
ショットガンはGunslingingのスキルがない場合には有用。ヘッドショットを狙いやすくフェラル対策にも使えて弾も入手性が高い。ただサイレンサーが使えないので周囲のゾンビを引き寄せてしまうのが最大の難点。
ライフルは使いどころが少ないが、基地で歩哨に立っている仲間に持たせるのは良い。対物ライフルは歩哨に持たせてよし、どうしてもジャガーノートとの戦闘が避けられない局面でよしと、非常に有用。ただ弾の入手性が極めて低いので、弾を消費しない歩哨での運用が基本になる。それでも有用なので、対物ライフルは50 AP弾と一緒に周回の持越し最優先候補になる。
Modはサイレンサー以外必要ないと思われる。
