zenioのゲーム記録

自分用ゲームプレイ日記

【レビュー】Dungeon Maker

ダンジョンメーカー

ダンジョンメーカー

  • GameCoaster
  • ゲーム
  • ¥360

 

同名のニンテンドーDSのゲームもあるが、こちらはスマホアプリ。

ローグライクタワーディフェンスというありそうでなかった珍しいゲームだが、スマホの買い切りゲームの中では傑作の部類に入る。

  

ゲーム内容自体は単純で、3×3のマス(ゲーム中に5×6まで拡張可能)で構成されたダンジョンのマスの中に罠やモンスターを設置して、次々と襲来する冒険者を迎撃するタワーディフェンスである。ダンジョン最奥部の魔王が倒されたらゲームオーバー。

冒険者の襲来を1wave凌ぐたびに1枚のカードを引き、そのカードによって得られるモンスターや罠、また特殊効果のある「遺物」を揃えて強化していく。冒険者は際限なく強くなっていくので、いつかは魔王が倒されるのだが、ゲームオーバーになるたびに得られた魔石でカードパックを引き、新しい魔王のスキルやモンスター、ワナ、遺物を開放していくことができる。

が、1回のプレイ中に欲しいカードを引くことができるとは限らず、そのゲーム内で引けたカードをやりくりしてダンジョンを構築していくローグライク要素が、このゲームが単なるタワーディフェンスと一線を画している点だ。

 

このコンセプトの優秀さに加えて、ゲームバランスが非常に秀逸なのもこのゲームを傑作たらしめている要素の一つである。

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用意された6人の魔王はそれぞれに異なる特徴を持ち、シナジー効果を持つ罠、モンスターがそれぞれに違う。味方モンスターに付与する「激怒」というバフを主軸に戦う戦略や、冒険者に付与する「火傷」というデバフを主軸にする戦略など、次はこれを試してみようと思う要素が豊富でなかなか飽きさせない。

発売後のアップデートで新たなカードパックが追加されるなど、まだまだ進化していく気配のあるゲームなので今後も楽しみだ。

 

ゲーム機としての制約上、どうしても基本無料のソーシャルゲームが多いスマホアプリの中で、買い切りでもこれだけのクオリティを持ったゲームが出てくるのは素晴らしい。