【レビュー】Risk of rain 2
ローグライトな3Dシューター。
区切られたステージをポータルを探して通過しながら移動していき、最終ステージのボスを倒すことが目的。
ステージごとにランダムに配置されている多様なパワーアップアイテムを集めていくことで、攻撃、防御、移動に様々な機能を付加していく強化システムが特徴。アイテムはスタックすることで性能がどんどん上がっていき、所持数制限もないためアイテムが集まってくると初期のゲーム性が一変するほどの強さと爽快感が得られる。もちろんローグライトなので死ねば強化はすべて失われて初期状態に逆戻りする。
前作のRisk of rainはレトロゲーム風のチープなビジュアルながら手軽でリプレイ性に富み、アクションゲームとしてもレベルの高い出来で、このジャンルでも五指に入るレベルの傑作だった。
本作、Risk of rain2は前作の2Dアクションから一転、3Dシューターとして生まれ変わり、より現代的なテイストになっている。また、シングルプレイ専用だった前作から、マルチプレイに対応するようになった。もともとのゲームのベースが前作で出来上がっており、システム的にはそれを踏襲しているのでこの続編も十分楽しいゲームにはなっている。が、2D→3Dの変化に関しては残念ながらメリットよりもデメリットが多いと感じる。
・アクションゲームとしてのクオリティが並のゲームになってしまった。
・マップ探索の労が増え、手軽さが損なわれてしまった。
・2D空間から3D空間への移行に伴って爽快感が減った。
マルチプレイはそれほどプレイしていないが、数回ランダムマッチングでプレイした限りでは重くてラグが目立ち、やってられない。良好な通信状況を確保できる環境なら楽しめるかもしれない。
前作未プレイならまずは前作を強く推奨したい。